日本にサンボを広めた第一人者、ビクトル古賀氏が現役時代に国際舞台で獲得したメダル等を横須賀市に寄贈した。
3月15日に吉田雄人横須賀市長に手渡された。
家族を代表して長女の仁美さん、国際サンボ連盟(FIAS)からエグゼクティブ・コミティ・メンバー浅井信幸氏、当連盟から副会長伊田忠富が寄贈式に出席した。
浅井氏よりシェスタコフFIAS会長から古賀氏、横須賀市市民への御祝いの書簡が渡された。
寄贈品は16日より横須賀アリーナにて常設展示されている。
写真提供:横須賀市
【シェスタコフFIAS会長書簡訳】
親愛なるビクトル古賀さん 横須賀市民の皆様
この度、ビクトル古賀さんが横須賀市にロシアでのサンボに関する数々の思い出の品を寄贈したことをFIAS会長として大変嬉しく思います。
ビクトル古賀さんがロシア国技サンボを日本で普及・発展させたことにFIASは敬意を表します。
近年、日本では日露友情の証としてプーチン大統領杯全日本サンボ選手権大会が開催されています。
また、2013年ロシアのカザンで行われたユニバーシアードのサンボ競技では日本が第3位になりました。
2014年には日本でサンボ世界選手権大会が開催されるなど、ビクトル古賀さんの弟子たちが今日、日本、世界のサンボを牽引しています。
横須賀市民の皆様、ビクトル古賀さんが選手時代に活躍して手にした品々を見て、サンボを知り、ロシアに少しでも 興味、親しみをもっていただければ幸いです。
ビクトル古賀さんが愛したサンボを通じて今後ますます、日露友好関係が発展することを願っています。
FIAS会長
ワシリー・シェスタコフ
【追記:2017年4月12日横須賀アリーナ展示状況】