Q:銅メダル獲得、おめでとうございます。今大会を振り返っていかがでしたか?
自分は“世界最強のオタク”の名で通っていますが、まだまだ実力が足りないと思います。一方で、自分が敗れたエルドル選手(ウズベキスタン)は、世界を2度、アジアを9度も制している正真正銘の世界最強。そういった母国の英雄とも言える選手と戦えたことは光栄だし、彼と互角の勝負ができて良い経験にもなりました。負けたことはもちろん悔しいけれど、世界にも通用する実力はあると実感することができました。また、各国代表選手たちの戦いを見て学ぶことも多かったです。
Q:残り30秒まで岡選手がリードし、最後で逆転される展開となりました。
最後にポイントを取られてしまったことは、自分の判断ミスだと思います。サンボは、逃げると反則を取られる競技です。なので、ラスト30秒は守らずに攻め続けたのですが、相手にうまく突かれてしまった。サンボのアジア大会は初めての出場だったので、世界の戦い方に慣れていなかったと思います。ああいう接戦をものにしなければ、惜しいで終わってしまう。惜しいからこそ勝たなければいけなかったと思っています。
今大会、日本代表は自分1人だったので、メダル獲得のプレッシャーもありました。そういった中で、結果として銅メダルを獲れたことは良かったと思います。全力を出し切っての勝負だったので後悔はありません。気持はもう次の大会に向かっているので、今回の経験を生かして戦っていきたいと思います。
Q:表彰台に登った時はどのような気持でしたか?
「やってやった」という気持ですね。アジアにブシロード岡の名前を刻んでやったと。メダルを獲ると公言していたので、有言実行することができました。自分はびびりの部分があり、敢えて口では大きなことを言うことがあります。多くの方に応援していただくのに弱い姿は見せられないので、まずは態度だけでも大きくしています。
そして、こうして結果を手にできたことは、大きな口を叩いても応援してくださる皆さまの心強いサポートがあったからです。今年に入ってから、幸いにも多くのタイトルを取ることができています。それら全ての大会で、色々な人から応援のお言葉をいただいてきました。それが今回も形になって、3位ではありながら、結果を残すことができました。皆さまへの感謝の気持で一杯です。僕がヴァンガれるのは、そんな僕を支えてくれる全ての人に、僕ができる唯一の方法で恩返しをしたいと思っているからです。
[一般社団法人日本サンボ連盟公式サイト](http://www.japan-sambo.sakura.ne.jp/2024/)[2014年世界サンボ選手権大会公式サイト](http://www.japan-sambo.sakura.ne.jp/2024/narita2014/index.html)
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